モスクワの薬局事情
しばらく風邪でダウンしておりました。
生まれて初めて39度の熱が出て、あまりの辛さに心身ともにやられてしまいました。
そして最近やっと復活しました!
日本では、風邪をひいたら他の人に移さないようにマスクをしますよね?
でも、ロシア、フランス共に、みんな風邪をひいてもほとんどの人がマスクをしません。
なので、マスクをしていようものなら、
この人いったい何の病気?という発想になります。
不本意ですが、私もオフィスではマスクをしますが、外ではしないようにしています…。
さて、今回の「風邪」。
恐らく、「インフルエンザ」でした。
なぜ、恐らく…なのか。
それは、病院に行っていないからわからないのです。
生まれてこのかた、インフルエンザはもちろん、38.3度以上の熱を出した事が無いので、39度の熱なんて、悪夢のようでした。
インフルエンザかも…
と思いましたが、
熱が出た時1人だったのと、高熱で動けず、とても病院になど行けませんでした。
しかし、処方箋無しでタミフルが薬局で買える!という情報をゲットし、少しだけ落ち着いた時にふらふらと、徒歩1分の薬局へ。
夜中だったので、小窓からアジア系の優しそうな薬剤師のおじさんが顔を出し、
「何が必要ですか?」
と聞きました。
私はありったけのロシア語で、
「熱が39度あります…」(泣きそう)
「так(タック)?」
=「はい、それから?」
「喉が痛いです…」(息も絶えだえ)
「так(タック)?」
「多分、インフルエンザだと思う…」
「ok どうぞ」
と、中に入れてくれました。
「タミフルありますか…?」
「はい、ありますよ。」
と、簡単に引き出しから出てきました。
「私はロシア語が話せません。薬の飲み方を説明して下さい。」
と、たどたどしく、必死に伝えると、
「大丈夫、ちゃんと話せてるよ!」
とおじさん。
この人は天使だと思いました。
そして、飲み方を説明してくれますが、一箇所だけわからない部分が。
2人でジェスチャーやら、あれこれやっていると、若い男性のお客さんがはいってきました。
見るに見かねて、私に
「英語わかる?」
と。
「はい、少し。」
答えると、そのお兄さんが、
英語で説明してくれて、問題解決。
このお兄さんも天使だと思いました。
ちなみに、タミフル5日分で、
日本円にして2800円位。
受診料無しですから、それ程高く無いですよね。
助かりました。
その後、おじさんは喉の痛みの為に、
お湯に溶かして飲むパウダーをオススメしてくれたので、それも買いました。
おじさんとお兄さんに、
丁寧にお礼を言って帰宅しました。
そして、おじさんのいう通りに薬を服用。完全な回復までには1週間以上も時間がかかりましたが、お陰様で回復できました。
ロシア人の皆さんは、
こんな風にとても優しいです。
初めてのインフルエンザをモスクワで…。
皆さんの優しさが身に沁みました。
ちなみに、普段薬局で買うもの。
先輩に教わった、喉や免疫の回復に有効だというエキナセアというハーブも、日頃から愛用しています。
疲労が続く方、ぜひお試し下さい。
舐めて溶かすタブレットタイプなので、簡単にいつでもどこでも服用できます。
皆様、体力をつけて、体調にはには気をつけましょうね!