モスクワの宅配サービス事情
今回は、доставка-宅配- について。
先日化粧水がなくなりかけ、職場の先輩に化粧水のお勧めを尋ねたら、
私ももうすぐ無くなるから、ネットで一緒に買おうか。
という事になり、
Плацентоль (プラツェントーリ)
というメーカーのローズ化粧水とクリームを発注しました。
私は明日にでも化粧水が底をつく状況だったので、
最短で!
のコメント入りで注文をしてもらいました。
そのまま近くで夜ご飯食べて帰ろうか、という事になり、カフェで晩ご飯を食べていると確認の電話が先輩の携帯へ。
配達、地下鉄のホームまで取りに行くなら明日、オフィスに届けるなら月曜日だって、どうする?
地下鉄のホームで受け渡し??
何とも不思議な提案ですが、その日は木曜日。金曜日を逃すわけにいきません!
よく分からないけど行きます!
というわけで、翌日のお昼休みに合わせて、最寄りの地下鉄までバスで向かいました。
ロシア語初心者の私を心配した先輩は、職場の携帯を持たせ、配達人の名前や携帯番号、服装などを事細かに説明してくれ、まるで、テレビの「はじめてのおつかい」のようにして送り出されたのでした。
頭の中はあのテーマソング…。
そして、地下鉄のホームど真ん中で待ち合わせ、というモスクワの定番スポットで待つ事10分。
↑ホームの真ん中の目印。
茶色のコートに茶色のブーツ、紙袋を持った女性が近づいてきました。
***さん?
名前を確認し、現金と引き換えに商品をもらいました。
先輩にメール後、お昼食べてから帰社。
初めてのおつかい、泣かずに行って来られました!
と報告。
何だコレ?こんなの成り立つんだなあ…。さすがロシア、面白すぎる。
そして、受け取り確認のメールが先輩に届きました。
そのメールの最後に、
次回からは、注文の時に**駅のホーム受け取りと書いてください。
と…。
は?いやいや、今回は急いでただけで、次回からはオフィスに届けてもらいますから!もうわざわざ行きませんよ!
商品は、容器も使いやすくシンプルで、日本人の私の肌にも問題なく馴染み、なかなか気に入って使っています。
そして、それから数週間後のこと。
オフィス最寄りの地下鉄の駅前、雪の降りしきる中、若い女の子がおばさんから商品を受け取りお金を払う光景。
どうやら、このシステム、割と普通にあるようです…。
日本ではあり得ないけれど、ロシアでは何でもアリです!