パリのちモスクワ

パリで出逢ったロシア人と10年後にモスクワで結婚。超ロジカルな夫と超うっかりな私の生活、ロシアの魅力。

たくさんの麺…

 

先週、トレチャコフスカヤ駅近くを歩いていると、一枚のポスターに吸い寄せられ…

 

しばらくその前でポスターの意味を考えた。

 

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たくさんの麺…

 

日本ではあまり使わない表現ですが、なかなか魅力的なセリフ。  

しかも、ちょっと美味しそう。
肉うどんの様な感じ。

 

何が言いたいのかなあ、と、思ったのですが、ロシア語のレッスンがあるので、

ひとまず写真を撮って、先生と待ち合わせしているカフェへ向かいました。

 

これは、色々アジア料理のレストラン、(日本料理屋さんではありません)

「ワビサビ 」のポスターでした。

 

帰りに先生をポスターの前に連れて来て、

 

日本語で、「たくさんの麺」

って書いてあるんですけど…

 

先生は、この形容詞は「気前がいい」って意味よね。
これ、日本語なのねー。
と、感心していました。

 

Щедрая 気前のいい  十分な 豊かな

плошка  器(浅い皿)

лапши  麺(複数形)

 

だから…

何だろう。

 

器にたっぷり入った、贅沢な麺です

とか

気前よくたっぷり入れときました

とか

大きい器にたっぷりの麺ですよ

とか…

 

そして、「たくさんの麺」 の上には、

ロシア語で、

 

「特別メニュー 大盛り」

 

という感じの文章。(ロシア語力に自信はありません)

 

思いつくまま書いてみましたが、

とにかく、

 

特別メニュー!

たっぷりの麺料理。美味しいよ!

 

という意味なのだろう。

 

そして下には、

 

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Vabisabi .ru ワビサビ. ru

 

出前もするよ!

ワビサビ.ru 

 

ロシアは結構出前する人も多いみたいですが、麺はその場で食べたいですね。

  

私にはうまく訳せませんが、

誰か、良い訳があれば教えてください。

 

日本人が考えたとは思えないですが、

結構いいポスターだなあ。

大盛り!

よりも、

たくさんの麺…

の方が、ちょっと不思議な魅力があります。

何故か哀愁もあって、私はいいと思います。

 

よく海外で、間違った日本語に出会うことはありますが、これは好感の持てる日本語でした。

 

ワビサビさんのおかげで、

またひとつ形容詞が増えました。

 

機会があったら、「たくさんの麺」食べてみます。