パリのちモスクワ

パリで出逢ったロシア人と10年後にモスクワで結婚。超ロジカルな夫と超うっかりな私の生活、ロシアの魅力。

ロシア語が上達しない理由

 

 

私の住んでいるところは、地下鉄の一番端っこ。

 

モスクワには、日本人が沢山住んでいる場所もあるけれど、

この辺には、日本人はいません。

多分、私だけだと思います。

 

なので、近所のお店に続けて数回買いものに行くと、

すぐに顔を覚えてもらえます。

 

それはとても嬉しい事なのですが、

お店の人は、私が何を買うかも覚えてしまう。

 

乳製品に定評がある、イズビョンカ Избёнка では、

始めは、それはもう緊張しながら、

 

「牛乳1本ください。52ルーブルの!」

 

それが通じた時の達成感は忘れません。

 

そして、毎回牛乳を買います。たまにヨーグルトも。

 

 

すると数回目には、

 

「こんにちは!」

「こんにちは、はいはい、牛乳1本ね!」

 

言わせてくれない・・・。

なので、

 

「こんにちは」 「はい」 「ありがとう」 「さようなら!」

 

で済んでしまうのです。

 

「また来てね!」

 

また来るけど・・・。

 

 

 

そして、前々回にも登場したお肉屋さん ミャスノフ  Мясноъ。

 

「こんにちは!」

 

「こんにちは、鶏むね肉4枚?」

 

「そうそう。ありがとう。カードで払いますね。」

「ありがとうね。」

「さようなら。」

 

また喋らないで買い物しちゃった。

 

だから、たまに、

「そうそう、あとひき肉も!」

と、他の物もフェイントで買います。

 

 

さらに、マンションの管理人さん。

 

うちには、週2回、ロシア語の先生が来ます。

その時は、管理人さんに来客がある事を伝えておきます。

 

初めての時は、主人に紙に書いてもらってそれを読んで伝えました。

 

で、当然、3回目には、

 

「こんにちは!明日・・・。」

 

まで話すと、

「先生ね!***号室ね!了解。」

 

・・・喋れない。

 

最近では、合言葉のように、

 

私「こんにちは!」

 

管理人さん「先生!」

 

部屋番号の確認さえ無くなりました。

 

 

皆さん、とても嬉しいけど、もう少し会話させてくれませんか?