パリのちモスクワ

パリで出逢ったロシア人と10年後にモスクワで結婚。超ロジカルな夫と超うっかりな私の生活、ロシアの魅力。

パスポート〇〇事件

こんにちは。

 

さて、心が持ち直したので、元気に書いています。

 

子供の頃から、作文と読書感想文が大好きで、

文章を書くこと=心地良いこと。

 

心の状態とはっきりリンクしてしまうのが情けないのですが、

心地良いことは、なるべく続けられるようにしたいと思っています。

 

さて・・・

 

今回のうっかりミス。

それは、『パスポート』に関するうっかり。

 

私は、日々パスポートをなくさないように心がけてきました。

自分のうっかりを飽きるほど経験してきたから。

 

百均のポーチにビヨーンと伸びるストラップを付け、

カバンにクリップで止めて対策していました。

 

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なのに、なのに、

 

そんな角度でくるなんて。

 

友人には、「ちょっと聞いたことない」とか、

「どうしてそんなことに?」などのお言葉をいただきました。

 

私の思惑通り失くしてはいないんです。

でも、

こんなフォルムになってしまったのです。

 
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全ページパキパキで、ものすごく厚い…

 

そのきっかけはこれ。

 

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お正月の一時帰国で、母にもらったこれ。

冬場もあったかいお茶が飲める!

 

でも、こんな公式があったなんて・・・。

 

リュックサック + パスポート + (水筒 − パッキン) 

= パキパキのパスポート

 

パッキン分かりますか?

 

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この、蓋についているゴム。

これが無いと、横にしたらお茶は全部出ちゃいます。

 

そして、ある冬の週末、

仕事へ行く前に、水筒にあったかい紅茶を入れて準備。

(この時、もちろんパッキンをつけ忘れています。)

 

リュックに仕事道具を入れて、パスポートをクリップ止め。

靴を履いて、水筒をポイッとリュックへ。

ポイッと・・・。

 

鍵を閉めながら、

「今日も寒いだろうな。でも、なんか、背中がじんわり暖かいな。」

と思っていました。

 

たまにありませんか?

体の一部が、自然にじんわり暖かい事。

 

で、エレベーターホールまで移動したところで、

いよいよ暖かい。

 

「ん?」

 

背中を触ってみる。

濡れてる。暖かい。いや、温かい。

 

・・・お茶だね、コレ。

 

走って家まで戻り、リュックをおろして急いで荷物を出す。

 

仕事道具の本  =濡れてる

お気に入りの手帳=濡れてる

コート     =濡れてる

パスポート   =ポーチに入ってる よし!

 

ん?何かおかしい。あ、袋の前面は布だった・・・。

 

パスポート   =も、濡れてた・・・

 

急いでタオルで拭いて、広げて乾かしてみる。

 

写真のページは大丈夫だ。よかったー。

読めるし大丈夫。

 

と、とりあえず仕事へ。

 

そして、その後1、2か月は、そのパキパキのパスポートと一緒に

過ごすことになりました。

 

毎日、5リットルの水の下に下敷きにして、

できるだけ薄く、平らに、と願いながら・・・。

 

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ここはロシアなんで、

ブルガーコフの小説『巨匠とマルガリータ』を上に乗せてみたりして。

 

まあ、これをしたばっかりに、

玄関に置いているにもかかわらず、

何度もパスポートを忘れて出かけるわけなんですけどね…。

 

こうして、パスポート水没、いや、茶没事件は始まったのでした。 

 

 

つづく