パスポート〇〇事件
こんにちは。
さて、心が持ち直したので、元気に書いています。
子供の頃から、作文と読書感想文が大好きで、
文章を書くこと=心地良いこと。
心の状態とはっきりリンクしてしまうのが情けないのですが、
心地良いことは、なるべく続けられるようにしたいと思っています。
さて・・・
今回のうっかりミス。
それは、『パスポート』に関するうっかり。
私は、日々パスポートをなくさないように心がけてきました。
自分のうっかりを飽きるほど経験してきたから。
百均のポーチにビヨーンと伸びるストラップを付け、
カバンにクリップで止めて対策していました。
なのに、なのに、
そんな角度でくるなんて。
友人には、「ちょっと聞いたことない」とか、
「どうしてそんなことに?」などのお言葉をいただきました。
私の思惑通り失くしてはいないんです。
でも、
こんなフォルムになってしまったのです。
全ページパキパキで、ものすごく厚い…
そのきっかけはこれ。
お正月の一時帰国で、母にもらったこれ。
冬場もあったかいお茶が飲める!
でも、こんな公式があったなんて・・・。
リュックサック + パスポート + (水筒 − パッキン)
= パキパキのパスポート
パッキン分かりますか?
この、蓋についているゴム。
これが無いと、横にしたらお茶は全部出ちゃいます。
そして、ある冬の週末、
仕事へ行く前に、水筒にあったかい紅茶を入れて準備。
(この時、もちろんパッキンをつけ忘れています。)
リュックに仕事道具を入れて、パスポートをクリップ止め。
靴を履いて、水筒をポイッとリュックへ。
ポイッと・・・。
鍵を閉めながら、
「今日も寒いだろうな。でも、なんか、背中がじんわり暖かいな。」
と思っていました。
たまにありませんか?
体の一部が、自然にじんわり暖かい事。
で、エレベーターホールまで移動したところで、
いよいよ暖かい。
「ん?」
背中を触ってみる。
濡れてる。暖かい。いや、温かい。
・・・お茶だね、コレ。
走って家まで戻り、リュックをおろして急いで荷物を出す。
仕事道具の本 =濡れてる
お気に入りの手帳=濡れてる
コート =濡れてる
パスポート =ポーチに入ってる よし!
ん?何かおかしい。あ、袋の前面は布だった・・・。
パスポート =も、濡れてた・・・
急いでタオルで拭いて、広げて乾かしてみる。
写真のページは大丈夫だ。よかったー。
読めるし大丈夫。
と、とりあえず仕事へ。
そして、その後1、2か月は、そのパキパキのパスポートと一緒に
過ごすことになりました。
毎日、5リットルの水の下に下敷きにして、
できるだけ薄く、平らに、と願いながら・・・。
ここはロシアなんで、
ブルガーコフの小説『巨匠とマルガリータ』を上に乗せてみたりして。
まあ、これをしたばっかりに、
玄関に置いているにもかかわらず、
何度もパスポートを忘れて出かけるわけなんですけどね…。
こうして、パスポート水没、いや、茶没事件は始まったのでした。
つづく