パリのちモスクワ

パリで出逢ったロシア人と10年後にモスクワで結婚。超ロジカルな夫と超うっかりな私の生活、ロシアの魅力。

モスクワの宅配サービス事情

 

今回は、доставка-宅配- について。

 

先日化粧水がなくなりかけ、職場の先輩に化粧水のお勧めを尋ねたら、

 

私ももうすぐ無くなるから、ネットで一緒に買おうか。

 

という事になり、

Плацентоль (プラツェントーリ)

というメーカーのローズ化粧水とクリームを発注しました。

 

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私は明日にでも化粧水が底をつく状況だったので、

 

最短で!

 

のコメント入りで注文をしてもらいました。

そのまま近くで夜ご飯食べて帰ろうか、という事になり、カフェで晩ご飯を食べていると確認の電話が先輩の携帯へ。

 

配達、地下鉄のホームまで取りに行くなら明日、オフィスに届けるなら月曜日だって、どうする?

 

地下鉄のホームで受け渡し??

何とも不思議な提案ですが、その日は木曜日。金曜日を逃すわけにいきません!

 

よく分からないけど行きます!

 

というわけで、翌日のお昼休みに合わせて、最寄りの地下鉄までバスで向かいました。

ロシア語初心者の私を心配した先輩は、職場の携帯を持たせ、配達人の名前や携帯番号、服装などを事細かに説明してくれ、まるで、テレビの「はじめてのおつかい」のようにして送り出されたのでした。

頭の中はあのテーマソング…。

 

そして、地下鉄のホームど真ん中で待ち合わせ、というモスクワの定番スポットで待つ事10分。

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↑ホームの真ん中の目印。

 

茶色のコートに茶色のブーツ、紙袋を持った女性が近づいてきました。

 

***さん?

 

名前を確認し、現金と引き換えに商品をもらいました。

 

先輩にメール後、お昼食べてから帰社。

 

初めてのおつかい、泣かずに行って来られました!

 

と報告。

何だコレ?こんなの成り立つんだなあ…。さすがロシア、面白すぎる。

 

そして、受け取り確認のメールが先輩に届きました。

そのメールの最後に、

 

次回からは、注文の時に**駅のホーム受け取りと書いてください。

 

と…。

 

は?いやいや、今回は急いでただけで、次回からはオフィスに届けてもらいますから!もうわざわざ行きませんよ!

 

商品は、容器も使いやすくシンプルで、日本人の私の肌にも問題なく馴染み、なかなか気に入って使っています。

 

そして、それから数週間後のこと。

オフィス最寄りの地下鉄の駅前、雪の降りしきる中、若い女の子がおばさんから商品を受け取りお金を払う光景。

 

どうやら、このシステム、割と普通にあるようです…。

 

 日本ではあり得ないけれど、ロシアでは何でもアリです!