パリのちモスクワ

パリで出逢ったロシア人と10年後にモスクワで結婚。超ロジカルな夫と超うっかりな私の生活、ロシアの魅力。

Madame очки ーマダム アチキー

 

今日も、行きつけのお肉屋さん、

мясновъ ミャスノフ で、

いつも通り、鶏胸肉と牛乳を購入。

 

ここの乳製品部門のおばちゃんは、

小さくてコロッとした可愛いおばちゃんです。

そして、メガネをかけています。

 

Madame очки  マダム アチキ は、

私がつけた、おばちゃんのニックネーム。

 

よく夫婦の会話に登場するので、

2人の間でこう呼ぶようになりました。

 

Madame マダム は、

ご存知フランス語のMrs.ミセス、

 Очки アチキ は、

ロシア語のメガネの意味です。

 

メガネさん、といったところです。

 

今日もお店に入るなり、マダム アチキ に、

「ズドラーストビチェ!  (こんにちは!)」

と、元気に挨拶を済ませ牛乳を物色。

 

ここの牛乳は、おそらく保存料が入っていないと思うので、消費期限がとても短いです。

(スーパーの牛乳を見ると、保存料のお陰で恐ろしく消費期限が長い!)

だから安心だけど、さらに出来るだけ新しい物が欲しいのが正直なところ。

 

いつも、そそくさとなるべく新しい日付の牛乳を物色します。

 

でも、せっかく マダム アチキが綺麗に並べてるのに、奥の方までゴソゴソやるのは嫌なので、手前の中で新しい物を取ります。

 

でも、手が空くと、すぐに近寄ってきて、

「牛乳一本で良いの?」

 

「うん。」

 

「待って、新しいの出すから。」

 

と、まだ棚に出していない、1番新しいのを出してくれます。

 

忙しいのに悪いので、いつもなるべくサッと取って、会計に行くようにしていますが、手が空いている時は甘えてしまいます。

 

それが、今日は私の前に牛乳を手に会計に並んだ男の子がいて、私が新しい牛乳を出してもらったのを、ジーッと見ていました。

 

そして、私が受け取るなり、

 

「僕にも同じの下さい。」

 

と…。

 

やっぱりね…。

 

常連サービスだけど断るわけにもいかず、

彼も新鮮な牛乳をゲット!

 

それがコレ!

牛乳は、молоко マラコー といいます。

私が1番最初に覚えた食品名。

 

56ルーブル。新鮮なのに安い!

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でも今日は、いつもより牛乳が棚に残っていたのに、なんだか申し訳なかったー。

 

でも、いつも優しくしてくれて、私はとっても癒されています。

 

ありがとう、マダム アチキ!

 

牛乳いっぱい飲むね。