滞在許可取得への道 ーのんき編ー
今年1月に申請した滞在許可が、
いよいよ出来た事が確認できました。
この後は、地下鉄のНовослободская ノボスラボードスカヤから徒歩5分の場所にある移民局に、指紋の採取に行って、最終のスタンプをもらいます。
移民局へ行くと大体は、
今日は受付担当がいない日です。
とか、
たくさん過ぎて締め切りました。
とか、
毎日朝9時からです。
と言いつつ、日によっては14時からだったり。
まあすんなり行く事はまずありません。
それが分かっているから、
できるだけ大きな心で、今日は受け付けてもらえたらいいなー、
位のスタンスで行くことにしているので、
そこまでストレスは感じません。
しかし、主人は忙しい仕事の合間だし、
効率が悪い事が大嫌いなので、
怒りの青い炎が背後にメラメラと見える位イライラしています。
「こんな要領悪いの理解できない!!ロジックはどこにあるんだ!?」
…と。
残念ながら、ここにロジックは御座いません。
グイグイと押しの強い背中を見て、
凄いなー、
と感心しつつ、喧嘩などに巻き込まれない様に、そっと遠くから見守っています。
…巻き込まれても見守るしか無いけど。
移民局は、それぞれの個性が出るので、私の大好きな人間ウォッチングに最適。
主人の様に、押しの強い人もいれば、
そうでない人も。
リーダーシップを発揮して、順番待ちの紙を自作して、人々を整理し始める人もいます。
そして皆必死なので、必ず言い争いになります。
こっちが優勢だな、
とか、
あのおばちゃん、なかなかだな!
とか、
この人は面倒見がいい人だな、
とか、
親が物凄い勢いで議論を戦わせる姿を見ているから、また子供達も強くなっていくんだね…
とか、
ロシアの仕組みも学べたり。
私にとっては、とても興味深い場所なのです。
でも、そうそう呑気な事も言っていられません。
何それ?って感じですが、
まず、滞在許可が出た事はネットで確認できますが、
その後、
この人滞在許可するので、次は指紋採取です。
の用紙をもらうために、窓口に並びます。
その窓口は1つだけなのに、
私の許可出てますか?
とか、
申請には何が必要ですか?
とか、
ネットで確認出来る、超フワッフワな用件の人達も並ぶので、私が行った時は150人位いました。
でも前述の、順番整理をしてくれたおばちゃんのお陰で、1時間と待たずに124番の私の番が回ってくるという驚異のスピード。
しかし、この紙では指紋採取のお部屋には行けません。
そうです、改めて指紋採取の番号を入手しなくちゃならないのです…。
ご期待通り、そう簡単には終わりません!
つづく。