パリのちモスクワ

パリで出逢ったロシア人と10年後にモスクワで結婚。超ロジカルな夫と超うっかりな私の生活、ロシアの魅力。

滞在許可取得への道 ーのんき編ー

 

今年1月に申請した滞在許可が、

いよいよ出来た事が確認できました。

 

この後は、地下鉄のНовослободская ノボスラボードスカヤから徒歩5分の場所にある移民局に、指紋の採取に行って、最終のスタンプをもらいます。

 

移民局へ行くと大体は、

 

今日は受付担当がいない日です。

とか、

たくさん過ぎて締め切りました。

とか、

毎日朝9時からです。

と言いつつ、日によっては14時からだったり。

 

まあすんなり行く事はまずありません。

 

それが分かっているから、

できるだけ大きな心で、今日は受け付けてもらえたらいいなー、

位のスタンスで行くことにしているので、

そこまでストレスは感じません。

 

しかし、主人は忙しい仕事の合間だし、

効率が悪い事が大嫌いなので、

怒りの青い炎が背後にメラメラと見える位イライラしています。

「こんな要領悪いの理解できない!!ロジックはどこにあるんだ!?」

…と。

 

残念ながら、ここにロジックは御座いません。

 

グイグイと押しの強い背中を見て、

凄いなー、

と感心しつつ、喧嘩などに巻き込まれない様に、そっと遠くから見守っています。

…巻き込まれても見守るしか無いけど。

 

移民局は、それぞれの個性が出るので、私の大好きな人間ウォッチングに最適。

 

主人の様に、押しの強い人もいれば、

そうでない人も。

リーダーシップを発揮して、順番待ちの紙を自作して、人々を整理し始める人もいます。

 

そして皆必死なので、必ず言い争いになります。

 

こっちが優勢だな、

とか、

あのおばちゃん、なかなかだな!

とか、

この人は面倒見がいい人だな、

とか、

親が物凄い勢いで議論を戦わせる姿を見ているから、また子供達も強くなっていくんだね…

とか、

ロシアの仕組みも学べたり。

 

私にとっては、とても興味深い場所なのです。 

 

でも、そうそう呑気な事も言っていられません。

 

何それ?って感じですが、

 

まず、滞在許可が出た事はネットで確認できますが、

 

その後、

この人滞在許可するので、次は指紋採取です。

の用紙をもらうために、窓口に並びます。

 

その窓口は1つだけなのに、

 

私の許可出てますか?

とか、

申請には何が必要ですか?

とか、

ネットで確認出来る、超フワッフワな用件の人達も並ぶので、私が行った時は150人位いました。

 

でも前述の、順番整理をしてくれたおばちゃんのお陰で、1時間と待たずに124番の私の番が回ってくるという驚異のスピード。

 

しかし、この紙では指紋採取のお部屋には行けません。

 

そうです、改めて指紋採取の番号を入手しなくちゃならないのです…。

 

ご期待通り、そう簡単には終わりません!

 

 つづく。