パリのちモスクワ

パリで出逢ったロシア人と10年後にモスクワで結婚。超ロジカルな夫と超うっかりな私の生活、ロシアの魅力。

ロシア印象派美術館オープン!

 

 

5月28日に、新しい美術館がオープンしました。

 

ロシア印象派美術館

Музей  русского импрессионизма

http://rusimp.su/

 

まだオープン前に、車で前を通った時、

「ここお菓子工場だったんだけど、美術館ができるんだよ。」

と主人が教えてくれました。

 

お菓子工場が美術館だなんて、とても興味をそそられた私は、

HPを確認し、いつも通りヤンデックスマップに住所を入力。

 

地下鉄ベラルースカヤ駅からヤンデックスに連れられるがまま、

住宅地の中の道無き道を進む事10分。

到着!

(本当は大通りをまっすぐ行けばすぐだったけど、着いたから良い!)

 

そして、もちろん敷地内で迷う。

 

ガードマンさんを捕まえ、

「お尋ねします。美術館はどこですか?」

(このフレーズも得意)

と、美術館の入口の真ん前で尋ね、

「ここだよ。」

「あ、ほんとだ・・・。」

 

敷地内は、赤レンガの可愛らしい建物があって、

お菓子工場らしさを漂わせていたけれど、

美術館は、白基調の超シンプルで近代的な内装です。

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入場料200ルーブルを支払い、腕にバンドを付けてもらう。

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「2階と3階がエクスポジションです。」

と、たぶん説明され、2階へ。

 

見始めたはいいが、

誰の作品かどこにも書いてない…。

普通入り口の壁に、画家の名前と歴史プロフィールが書いてあるのに。

 

どこにも無い・・・。

慌ててHPやパンフレットをみて、

 

Арнольд Лаховский 

アルノルド・ラホフスキー展

である事を確認。

 

残念ながらラホフスキーを知らなかった私は、

基本情報をネットで調べてから、やっと絵の鑑賞に。

また時間のロス!

 

 

2階から3階へ登ると、画家のプロフィール発見!

 

3階からまわるべきだったみたいです。

 

 人が少なかったのでプロフィール前を陣取り、

英語バージョンを辞書で調べながら何とか読む。

 

1880年キエフ生まれ。

主にパリやアメリカに住み、

世界の国々を旅し、活動していた画家。

トルストイムソルグスキー肖像画を描いた、イリヤ・レーピン、

代表的な印象派画家、アルフレッド・シスレーに影響を受けました。

 

展示には、パリやヴェニスの街並み、

オランダの民族衣装の人々、

ユダヤを題材にしたもの、

ロシアのプスコフ州を描いた絵が多くありました。

 

パリは柔らかい感じ、

オランダは少し強め、

ロシアの風景画は太陽の光が射し、

人物はとてもあたたかい雰囲気で、

場所や題材によっても感じが違って面白かったです。

 

地下には常設展があります。

ロシア印象派について知識が無いので、

誰が誰やら分からなかった…。

少しずつ勉強します。

 

小さな美術館なので、

疲れずに見てまわれますよ。