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パリのちモスクワ

パリで出逢ったロシア人と10年後にモスクワで結婚。超ロジカルな夫と超うっかりな私の生活、ロシアの魅力。

モスクワの薬局事情

 

しばらく風邪でダウンしておりました。

生まれて初めて39度の熱が出て、あまりの辛さに心身ともにやられてしまいました。

そして最近やっと復活しました!

 

日本では、風邪をひいたら他の人に移さないようにマスクをしますよね?

でも、ロシア、フランス共に、みんな風邪をひいてもほとんどの人がマスクをしません。

なので、マスクをしていようものなら、

この人いったい何の病気?という発想になります。

不本意ですが、私もオフィスではマスクをしますが、外ではしないようにしています…。

 

さて、今回の「風邪」。

恐らく、「インフルエンザ」でした。

なぜ、恐らく…なのか。

 

それは、病院に行っていないからわからないのです。

 

生まれてこのかた、インフルエンザはもちろん、38.3度以上の熱を出した事が無いので、39度の熱なんて、悪夢のようでした。

 

インフルエンザかも…

 

と思いましたが、

熱が出た時1人だったのと、高熱で動けず、とても病院になど行けませんでした。

 

しかし、処方箋無しでタミフルが薬局で買える!という情報をゲットし、少しだけ落ち着いた時にふらふらと、徒歩1分の薬局へ。

 

夜中だったので、小窓からアジア系の優しそうな薬剤師のおじさんが顔を出し、

 

「何が必要ですか?」

 

と聞きました。

 

私はありったけのロシア語で、

 

「熱が39度あります…」(泣きそう)

「так(タック)?」

   =「はい、それから?」

「喉が痛いです…」(息も絶えだえ)

「так(タック)?」

「多分、インフルエンザだと思う…」

ok どうぞ」

 

と、中に入れてくれました。
                 

タミフルありますか…?」

「はい、ありますよ。」

と、簡単に引き出しから出てきました。

 

「私はロシア語が話せません。薬の飲み方を説明して下さい。」

と、たどたどしく、必死に伝えると、

「大丈夫、ちゃんと話せてるよ!」

とおじさん。

 

この人は天使だと思いました。

 

そして、飲み方を説明してくれますが、一箇所だけわからない部分が。

2人でジェスチャーやら、あれこれやっていると、若い男性のお客さんがはいってきました。

見るに見かねて、私に

「英語わかる?」

と。

「はい、少し。」

答えると、そのお兄さんが、

英語で説明してくれて、問題解決。

このお兄さんも天使だと思いました。

 

ちなみに、タミフル5日分で、

日本円にして2800円位。

受診料無しですから、それ程高く無いですよね。

助かりました。

 

その後、おじさんは喉の痛みの為に、

お湯に溶かして飲むパウダーをオススメしてくれたので、それも買いました。

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おじさんとお兄さんに、

丁寧にお礼を言って帰宅しました。

 

そして、おじさんのいう通りに薬を服用。完全な回復までには1週間以上も時間がかかりましたが、お陰様で回復できました。

ロシア人の皆さんは、

こんな風にとても優しいです。

 

初めてのインフルエンザをモスクワで…。

 

皆さんの優しさが身に沁みました。

 

 

ちなみに、普段薬局で買うもの。

先輩に教わった、喉や免疫の回復に有効だというエキナセアというハーブも、日頃から愛用しています。
疲労が続く方、ぜひお試し下さい。

舐めて溶かすタブレットタイプなので、簡単にいつでもどこでも服用できます。

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 皆様、体力をつけて、体調にはには気をつけましょうね!

 

山本との日々

 

たまにはフランスの話を。

 

 

そして、(前回の続き)

 

フランス語を思い出すべく、大好きなフランスの映画を観たわけです。

それは、

 

最強のふたり

 

その映画には、アフリカ系フランス人の俳優さんが出ています。

背が高くガッチリと、筋肉がついた身体つき、そして、ユーモアのある独特なフランス語の話し方、声、愛嬌のある笑顔…。

 

ん?この人知ってる気がする…。

 

誰だ?

 

あ、山本!

 

そう、それは12年前、

ワーキングホリデービザで、フランスに1年住んでいた時に、

パリのフランス料理レストランで一緒に働いていた、山本にそっくり!

声や話し方なんて、もう山本そのもの!

懐かしくて泣きそうになりました。

世の中には、よく似た人がいるもんですね。

 

山本はマリ出身の生粋のアフリカ人です。もちろん私達は下の名前で呼んでいましたが、一般人なので一応ここでは伏せておきます。

 

ただ、山本は日本人と仕事をするうちに、"山本"という苗字を気に入って、名乗っていたので、今回は山本でいきます。

 

初対面で、

「moi(俺) やまもと!」

と言われました…。

 

山本は、人懐こくて、いい奴でした。

 

山本は洗い場担当で、その他、ナフキンの洗濯や、ジビエの季節にはイヤイヤ鴨や鳩の羽もぎまでやっていました。

 

私達2人は洗濯物担当。

地下のワインセラーの奥の洞窟のような洗濯場で、いつも2人でナフキンをアイロンがけしながら、愚痴をこぼし合ったり、ふざけて遊んだり。

時にはフランス語で喧嘩までしました。

初めはフランス語がほとんど話せなかったのに…。

普段、おとなしくて優しい(と思われていた)私が、カンカンに怒って山本との喧嘩しているのを見て、

 

「あのさち(私の仮名)が怒ってる…」

と、

皆んなが唖然としていたっけ。

 

私が、正しくはないけど、

ある程度話せるようになったのは、

泣いたり笑ったり怒ったりしながら、

一緒にいた山本のお陰かも知れないな。

 

映画を観て、今はパパになった山本に会いたくなったので、もう一回観ました。

 

山本、元気かな。

 

ここに山本はいないけれど、

今、モスクワで私のロシア語を上達させるべく、一緒に頑張ってくれているのは、可愛い可愛いロシア人女子大生のなっちゃん(仮名)。

 

その話は、次回に。

 

ロシア語で考える…。

 

前回もロシア語について書きましたが、最近、ロシア語に触れる機会を意識的に増やしています。

 

なぜなら、もう1年も住んでいるのに、

上達していないから!

 

でも、先週のこと。

 

おや?

 

気付いたら、

簡単な文章はロシア語で考えるようになっています。

ロシア語に沢山触れたあとは特に。

 

これはいい傾向だな、と嬉しく思いました。

 

しかし…

 

その代償は大きく。

 

今度は、フランス語で考えるときに、

それは発覚しました。

 

 あら?

 

「私達…」ってなんだっけ?

 

「Мы (ムィ:ロシア語で私達)」

じゃなくて、フランス語で…

「Мы....」

違う、せーの、

「Мы....」

「Мы!」

 

もう、こうなったら出て来ません!

 

フランス語で、私達 は、

nous(ヌ) です。

 

10回目くらいで辿り着きました。

 

 

どうやらロシア語が入ると、フランス語が出て行く仕組みになっているようです…。

 

その仕組みに逆らうべく、

フランス語の映画を見はじめました…。

 

でも次は、ロシア語で夢を見る日が来るのが楽しみです。

 

初めてフランス語で、夢を見た日のように!

 

ロシア語家庭教師 再び

 

前回、ロシア語が楽しくなってきました。

と書きました。

 

仕事ではほぼロシア語は使わないので、

あまり上達はしていないのですが、

新しい先生とのレッスンを再開し、

自己学習をする時間も増えました。

 

以前お願いしていた男性の先生は、

中国の大学に呼ばれて転勤していき、

今度は知人に紹介してもらった女性の先生です。

 

先生は、私より若いこぎれいな人で、

何と言うか、いい意味で独特な雰囲気で、

いっさい慣れ合いにならず、

プライベートに入り込んでくる事も無く、

私の都合にしっかり合わせてくれて、

彼女とのレッスンには全くストレスがありません。

 

最初はちょっと、

その不思議感が噛み合わないかも、

と思いましたが、仕事人という感じで、

今は彼女のレッスンがとても気に入っています。

 

我が家に来てもらっているのですが、

授業後に雑談しながらお菓子を食べて・・・とか、

そんなこともなく、

授業が終わったらそそくさと身支度をして、

私の雑談に答えながら玄関に向かいます。早い!

そこへ、「先生お金お金!」

と毎回追いかけていくといった感じ。

 

先生は、

「ああ、お金?じゃあもらおうかしら。」

とは言いませんが、本当にそんな感じで、

私がもし支払いを忘れても、

「じゃあね!」と、

そのまま帰ってしまいそうな雰囲気。

一度試してみたい誘惑にも駆られます・・・。

 

あまりに早いので、

「先生お急ぎですか?」

と聞くと、

「来るときは急ぐけど、帰りはゆーっり帰るわ。ゆーっくりね。」と。

 

どう考えても、

めちゃめちゃ急いでいるようにしか見えないのですが、

そんな彼女の喜怒哀楽が無く淡々とした言動が、

だいぶ私のツボに入ってきました。

 

基本、男女問わず、

独特な雰囲気を醸し出す人が好きなので、

興味津々になってきてしまったのですが、

この、ノンストレスの関係を長続きさせたいので、

グッとこらえてロシア語の上達に邁進する所存です。

 

興味深々は封印!

我慢できるかな・・・。

 

先生、末永くよろしくお願いします!

малый театр マールイ劇場

 

先週、いつもコンサートやバレエに一緒に行くお友達に誘われて、初めてマールイ劇場へ行ってました。

 

演目は、ずっと観たかったのに、観そびれていた、チェーホフ "三人姉妹" 。

そのお友達とは以前から、

チェーホフ、かっこいいよね!」と話していました。

 

はい、モスクワ大学医学部卒のチェーホフ銅像赤の広場ボリショイ劇場の近くにある歩行者天国、カメルゲルスキー横丁にいらっしゃいます。

もともとドクターでした。

かっこいい。

三人姉妹のオリガ役を演じた女優さんと結婚していましたが、彼女も沢山いたみたいです…。

かっこいいから…。

 

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でも、まさか今月、芸術鑑賞できるなんて思っていなかったので、嬉しかった!

 

と言うのも、

また新しい仕事にチャレンジし始めたところで、要領の悪い私は完全にその事で頭がいっぱいで、コンサートやバレエを調べる暇すら持てていませんでした。

 

そこへ、"三人姉妹"へのお誘い。

そして、チケットの手配までしてもらって、ありがたい事に、私は行くだけの状態でした。

 

そして、昨年読んだ三人姉妹を、前日にざっと飛ばし読みをして復習。

当然、全編ロシア語なので、登場人物やストーリーを頭に入れておかないと、完全に置いてけぼりになります…。

 

この劇場は、ボリショイ劇場横のマールイ劇場の改装工事のために作られました。工事は終わりましたが、ここでも並行して上演されています。

 

http://www.maly.ru/

 

こちらのマールイ劇場は、 地下鉄 добрынинская ドーブルィ二ンスカヤが最寄り駅です。

 

こじんまりして、とても可愛らしい劇場でした。

写真だとうまく伝わらないかもしれませんが、こんな感じ。

 

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 平日の夜でも沢山の観客。杖をついたおばあちゃんもいます。

 

そして開演。

簡単なセリフ以外、やっぱり聞き取れない!

でも、やっぱり復習して良かった。

完全な置いてけぼりにはならずに済みました。

休憩中に友達と、あれがあの人だよね?と、役柄を確認。

 

最近の寝不足に加え、全神経を集中させた結果、終わった頃にはグッタリ。

 

でも、念願の戯曲デビューができました。

そして観劇後、"三人姉妹"3度目を読んでいます。登場人物やイメージもわきやすく、理解度が増しました。

 

ロシア語の勉強も楽しくなって来たので、また劇場に足を運ぼうと思います。

今度は改装後のマールイ劇場にも行きたいです。

 

興味のある方、本でしっかり予習してからなら大丈夫です。おすすめします!

モスクワの冬は暑い!

 

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

 

先日の1月12日で、モスクワへ来て1年になりました。

 

改めて、自分のロシア語力が全く上達していない事に愕然としました…。

フランスで1年生活した時の、十分の一にも満たない語学力。

さらに、ロシア語と混乱してフランス語の能力低下が激しい…。

これは深刻です!頑張ります!

 

さて、モスクワの冬!

1月の始めに、−28度を体験しました。

どうなるかというと、

外に出ると、コホッと咳が出ます…。

肺がビックリしているのでしょう。

そして、まばたきがしづらくなります。

まつ毛が凍っているのでしょう。

さらに、鼻の中がシャリっとします。

鼻毛が凍っているのでしょう。

 

でも、その程度です。

みなさんが思う程、怖くはありません。

 

そして、これは聞かれるたびに数えきれない程訴え続けていますが、

屋内が何処もかしこも、日本より暖かいので、結果、日本の冬の方が体感温度がかなり低いのです。

私なんて、しょっちゅう汗だくです。

コートの中は、日本にいた時よりも、薄着を心掛けています。

 

今日も職場でこの話になりましたが、モスクワに住む日本人の10人中10人が、日本の冬のほうが絶対に寒い!と言いますから、間違い無いと思います。

そして多くの人は、日本に帰国するとたいてい風邪をひいて帰ってきます…。

 

でも…

 

それでも信じられない方、是非真冬のモスクワへお越しください。

街はキラキラ、雪はサラサラ、

家ではパンツ一丁でも大丈夫です!

 

セントラルヒーティングだから!

 

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そして、気が向いたら外で、

まつ毛や鼻毛が凍る体験もできます。

きっと、モスクワを大好きになると思います!

 

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お待ちしています!

 

хачапури ハチャプリ!

 

今まで食べ物について、ほとんど書いてきませんでしたが、今回は私の大好物、おそらくNo. 1の хачапури ハチャプリをご紹介します。

 

これはグルジア料理で、生地にもチーズを練り込んであり、さらにチーズを挟んだパンと言うかピザと言うか、もっちりとして、とにかく本当に美味しいのです。

 

日本でハチャプリを食べられるレストランは無いかと、調べてみましたが、今の所みつかっていません…。

だから、是非とも食べに来てください。

グルジア料理は日本人の味覚に絶対合うと思います。

 

地方によって、様々なハチャプリがありますが、これは私の大好きな、アジャルリのハチャプリ。真ん中にチーズ、バター、卵が乗っていて、それらをかき混ぜて食べるスタイル。

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そしてこちらは、チーズを挟んで焼いたスタンダードなイメルリのハチャプリ。

これは、私の働く事務所の1階にあるстоловая スタローバヤ(食堂)のおばちゃんが焼いたもの。

オーブンから出したて!

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このおばちゃんはグルジア出身なので、たまーにハチャプリが登場します。

おばちゃんは、とても豪快な人で、歯に衣着せぬ物言いなので、はじめは面食らいましたが、悪い人ではありませんし、

個人的には、女優の白川由美さんに似ていると思っています。郷ひろみさんの元奥様の二谷友里恵さんのお母様、または俳優二谷英明さんの妻、余計ややこしいか?

おばちゃんは、若い頃きっとなかなかの美人だった人。

 

初対面の時にはでっかい声で、

 なんだい、この子喋れないのかい!!

 と言われました…。

が、私のハチャプリへの情熱とはしゃぎようを見たからか、だいぶ打ち解けて来ました。私がいつも、めちゃくちゃ褒めるので、悪い気もしないのでしょう。

 

私は基本、毎日お弁当持参なのですが、今回は仕事納めの12/27に、野生の勘でおばちゃんの元へ。そして焼きたてのハチャプリを、いの一番に手に入れました!

 

おばちゃんは私がハチャプリだけ狙っているのを知っているので、私が顔を出した途端、

 

おー、来た来た、ハチャプリ焼けるよ!

Хачапури будет!

 

と教えてくれました。

 

うわーい!!

Сегодня, с сыром?

今日はチーズ入り?

 

と聞いた私に、

 

ハチャプリは、チーズ入りだけの名前なんだよ。

(調べてみたら、ハチョ=チーズ 、プリ=パン という事らしい。)

 

С мясом?

お肉入りは?

 

肉入りは、ハチャプリとは言わないんだよ。

 

と、教えてくれました。

私は、肉入り、豆入りもハチャプリと呼ぶのだと思っていたので、ハチャプリファンとして恥ずかしく思いました。

肉入り=クブダリ、豆入り=ロビアニ、と言うらしいです。

 

これが作れるようになったら最高なんだけど。いつか、食堂の白川由美に教えてもらおうか、ロシア語が満足に喋れるようになったら…。

いつになるだろう…。

 

とにかくこれは、食べなきゃ損!

皆様、モスクワでお待ちしております。